染めの色

2022.02.04

自然豊かな場所に暮らし、その環境の中で井戸水や薪の火を炊き、自然に還ることをなるべく意識しています。
私たちはできるだけ、天然の素材を使い、丁寧にものをつくり、渡していきたいと考えてきました。
染色作家や染め屋という様に専門とはしていませんが、つくりたいモノを染めています。

工房では天然発酵灰汁建てによる藍染めと、時に暮らしの側で手に入る杉や栗などの草木、時に染料店で求めた天然の色で、できるだけ環境に負荷のない媒染や方法で染めています。
植物の葉や実、根や樹皮などを煮出し、または植物を発酵させた染液で染色します。
染仕事は3日以上、時に柿渋など時間がかかり天候に左右されるものは1カ月近くかかることもあります。
そうして仕上がった布は天然染めならではの風合いや色、心地よさや効能があると感じています。

仕立てる服はその他、染めを施さない白や天然繊維の色のままの生成、機屋さんが反応染料で染めた黒などの色、化学的な物質を必要とする染色や工房では難しい色は、排水設備など整い出来るだけ環境配慮をした染工場さんにお願いすることもあります。

私たちの目的はecoやSDGsをうたうことにありませんが、それでも自分達も周りも心地よく生きようと思うとそこに繋がるのだと思います。 生きること、つくることは矛盾に満ちています。
モノをつくる人間として、地球人としてなるべく心地よい在り方をしていきたいと思っています。