つくる服のこと

2022.12.30

私たちの服やモノに使う布は、主に国内の古い希少なシャトル織布を中心に、旅で出会ったインドの手紡ぎ手織りのカディコットンなどの生地を中心に、経年変化を楽しめるものを多用しています。
現代の高速な生産性とは逆行し、長い時間と手間をかけた織物は味わい深く、着ていくごとに風合いを増します。
人の手や技が感じられる仕事が好きです。


服の形は、古い衣装や道具、土着的なものから発想し、そこにワーク感を足したりして私たちらしい日常服を提案しています。
生まれては消えて移ろいゆくものでなく、私たちなりの定番となる様な形、服を目指しています。
その中で生地や染めを変えたり、少しずつ改良しながつくり続けたいものをデザインし、製作しています。

小さな循環から生まれる日常服
現在はデザイン、パターンなどの企画は自分たちの手で、裁断や縫製などの生産、染色作業は自分たちの他、地域の縫い子さんや自分たちと、時に工場さんの手をかり、小さな循環の中でつくっています。

共に暮らし、寄り添い、働き、育つ日々の服。
天然の布地でつくり、私達が手がける藍染や天然染料染めは時間をかけて変化していきます。手に渡った方と共に年を重ね育ってゆくことを願って。

ご購入後の繕いや染直しのご相談にものっております。
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