こちらでは『てとてびと商店』での企画展についてをお知らせします。
外部の方の企画展や自主企画についてを主に発信します。
商品や細かい内容は随時SNSで発信していきますので合わせて確認していただけるとうれしいです
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2024年
2024年9月5(木)ー9(月) 秋のはじめの収穫展
春から夏の日差しの強い間、私たちは柿渋染めにせっせせっせと励みます。
毎日地道に染め重ねて色濃くしていく染め布、よく「アリとキリギリス」の話を思い出します。
夏が終わりを迎える頃、沢山のこんがりと焼けた柿渋染めの色が染め上がります。
それから、去年に引き続き、夏の間に泥染めの服たちも色々と仕込みました。
染めてから発色と泥での媒染を繰り返す泥染めはまるで地層のようです。
有松の絞りの技術と合わせた絞りの泥染めにも挑戦できて、新たな自分たちの表現ができたように思います。
2024年6月13(木)ー17(月) 夏の装い 展 Ⅱ
去年に続きも2度目となる『夏の装い展』
『母衣』のラフィアの手編みの帽子、
『toridolimidori』のラタンのアクセサリーが並びます。
今年はラフィアやラタンを藍染めしたもので製作してもらったり、製作したものを藍染したりと、
ここでしか見られない展示を目指し2人の作り手とてとてびとで歩みをすすめてきました。
どうぞ美しい手仕事とを夏の装いに取り入れ、夏を楽しんでいただければと思います。
2023年
2023年11月16(木)17(金)18(土) yatoのニット 展 (19.20日は通常営業)
11月寒さが厳しくなってくる頃、より一層yatoのニットのよさが際立つ時期にご案内できることを嬉しく思います。
yatoの物語はとてもとても長いものです。
作り手でニットディレクターであり、yato のデザイナーである渋谷渉くん。
てとてびとのニットを現在共に考えてくれている人物であり、専門時代の同級生でもあります。
また、てとてびと商店でも紹介してきたMITTANのセーター開発にも当初から関わっており、今回とても自然にyatoの展示の流れとなりました。
自身のお祖父さん、お父さんがニットや撚糸工場を営み(現在はクローズ)、ニット業界の裏方として10年以上の活動を続けてきました。
日本の繊維製品は2%以下、沢山の課題を抱え風前の灯火、「日本の繊維工場を次の世代に繋いでいきたい」という強い想いのもとでyatoは始まりました。
ーyatoにしか作れないニットー
ニットの生産過程の全て(紡績工場、染色工場、撚糸工場、ニット工場で技術を学びながら企画開発)で働いた経験のある渋谷くん、時にはウルグアイの羊毛牧場で滞在して働きニットの源流になる場所でも学びました。
だからこそ渋谷くんにしか絶対に作れない製品であると思っています。
今回展示の多くの製品にカシミアや高品質のウールが使われています。
通常カシミア製品は5万以上、ハイブランドでは10万を超えるものです。
yatoは、職人(工場)と着る人を直接つなぐことで、通常では考えにく価格で提供することが可能になっており、職人・着る人の双方に最大限利益が還元される仕組みを採用しています。
現在ではかなり低価格でカシミア混などの製品も見かけますが、『カシミア混』、『高品質ウール』を歌うためのものであり、実際には全く素材が生かされていない場合が多いそう。
本当に体が喜ぶ心地よい衣を提案しようと思ったら、それぞれの工程で丁寧な仕事が必ず必要になってきます。
そしてそんな高品質のニットが、高級な遠い存在でなく、毎日の日常着として着られるという提案が生まれる訳です。
まさに産業の光のような存在なのだと思うのです。
ー毎日の日常着としてのニットー
yatoのものづくりは、300日以上の着用試験を行うことで、品質、着心地にこだわったものづくりを行っています。現代ファッションでは通常、着用試験は行われません。
渋谷くん自身が、新潟に移り住み、自給自足的な生活をしており、雪かきや田舎での農作業をしながらの着用テストを繰り返してきたものです。
私たち夫婦も同じ様に山で暮らす生活の中だからこそ、冬にyatoのニットを製品を何点か迎え、心地よさと品質に驚き、暮らしを共にできるニットだと実感しました。
普段yatoは卸売りをしておらず、自身の手で想いや製品説明を丁寧にしながら販売しています。
これからニット製品の購入を検討している方がいましたら、この機会にyatoのニットに出逢っていただけたらなと思っています。
yatoの製品はサイズ展開も揃っているため、普段てとてびとの服のサイズ展開では小さいという方や男性の方にも着ていただく事ができます。
2023年10月12(木)ー16(月) 働く袋・布 展
10月営業では服と『働く袋と布』の展示をしたいと思っています。
バッグとしての袋や小袋、去年好評だった米の布包みも用意できたらと思っています。
柿渋や泥染めで染めた布や袋。日本の伝統衣装から発想したステッチを施したバッグ。
脚絆や腹掛けなどの伝統衣装は、今までも形やステッチの形状などを服に落とし込んできたので、てとてびとらしい働くバッグができたと思っています。
2023年7月11(火)ー15(土) 夏の装い展 ー 母衣の帽子と toridolimidoriのラタンの装身具ー
今年も3度目となる『母衣』のラフィアの手編みの帽子が届きました。
日差しと共にある働く美しい帽子。
今年は帽子の他に小物や壁飾りなどのものも届き、進化し続ける母衣の今をお伝えできそうです。
それから初となる『toridolimidori』の名で活動するラタンの手編みの装身具。
宮城県で活動中の彼女は、普段グラフィックデザイナー。
元々はお母さんが籘編みを幼い頃からしており当たり前に側にあったそう。
地元の宮城に戻り、沢山ある資材を活かしたいと思い、教室を開く程の腕前だったお母さんに習いはじめ、アクセサリーなどは独学で作りはじめ、今回はてとてびと×toridolimidoriのオリジナルかんざしも見ていただけます。
6月15(木)ー19(月) ー水の光展ー
ずっとやりたかった水をテーマにした展示。
『水』と言って多様な水の姿。
雨粒や森の雫、
粒が集まり少しずつ小川になっていく様、
小川が集まり川となり、険しく激しい流れから大きな緩やかな流れになっていく、
そして海にたどり着く。
波、水面のきらきらと光る水面、水の中、仄暗い水の底。
躍動する生命の世界。
そんな神秘の水の世界を表現できるかどうかは分からないけど、イメージして。
でも囚われず。水の様に自由自在にやって見ようと思い、少しずつ進めてきたものです。
2023年5月19(金)ー22(月) ー布あそび展ー
てとてびと、自主企画
布とあそぶことをテーマにした展示。
染めや縫いで自由に布で遊びながら製作したものをお届けします。
2022年12月 7(水)ー11(日) 日々の木の器展 ーfirst-hand 松島周平ー
HP:first-hand -ヒトトキ-
愛知県豊田市の稲生で暮らしを大切にしながら、国産材や地域材にこだわり、家具や暮らしの道具を製作しています。
今回は毎日の暮らしに溶け込み、使い込むほどに味わいが増し、愛着が湧いてくるような木の器や道具をご紹介したいと思っています。
○プロフィール
松島周平/first-hand代表・家具職人
2006年家具工房「first-hand」設立。2008年より「やさしさと家族」を軸に国産材や地域材にこだわり、毎日の暮らしに溶け込むシンプルな家具や日用品を製作している。今回の展示では、どんな料理も受け止めてくれる、軽く手に馴染む、使うほどに味わいを増す日々の器のほか、里山での営みから生まれる暮らしの道具たちを。
私たちは森とともに生きてきた。木のうつわは、ふと遠い記憶を思い出させてくれる。
〇10(土)、11(日)はヒトトキによるカフェ営業があります
ランチ:『農夫のパンと野菜のプレート』愛知県一宮のÇavasiba(サヴァシバ)との限定コラボレーション
※ご予約のお客様優先になります。
カフェ:『焼き菓子セット』白川町のhokimotoの焼き菓子と温かい飲み物
お持ち帰り用の焼き菓子の販売もございます。
ご予約はメールまたはSNSのメッセージにて承ります。返信をもって予約完了となります。
インスタ:てとてびと商店
FB:てとてびと
(mail:tetote.ss@gmail.com )
2022年10月5日(水)ー9(日) 『やまのふうふ展』
今回は同じ集落で暮らす陶芸家の夫妻、大隅新さんと小黒ちはるさんと共に山で暮らす夫婦のモノづくりの世界をお届けしたいと思います。
二人とはお店をオープンさせた初年度に『下田工芸展』と言う名で、半径1000M以内に暮らす作り手達と共に展示を開催しました。
そこから2年程がたち、二人のつくり手が緩やかに力強く変化していく様を見る事ができたように思います。
私達自身も同じく自然の中、夫婦で共同してモノを作ります。
夫婦それぞれの暮らしと形。
また今回はここだけのものをと思い、二人に協力してもらい、てとてびとのボタンを作りました。
そちらも楽しみにいらしてください。
2022年6月16日-20日 『母衣の帽子展』
今年も母衣の帽子がやってきます。
去年の小さなpop upでは初日に全て旅立ってしまって半分幻のようでしたが、今年は数を揃えての開催できそうです。
母衣の働く帽子はラフィアのいい香り。
ラフィアとは椰子の葉を加工したもの。それを手編みと手かがりで仕上げています。
風通しがよくムレにくいため、日本の夏にぴったりです。
母衣の母の字。前にしほちゃんが帽子を被った人みたいだと言っていました。
手編みで手かがりで1つ1つ不揃いで温かい働きもの、まさにそんな存在なのかも。
世界に一つの日差しのお供、探しにきてください。